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Writer's life.
エッセイ

「婚活辞めました」と母に伝えた日。

今、同じように悩んでいる人がいるのならば、私はこう問いたいと思う。
「あなたはなぜ、結婚したいんですか?」

婚活やめました。ブログ。

ライターのシオリです。唐突ですが、30歳を過ぎると言われることがあります。

「結婚はどうするの?」

「本気で将来のこと考えてるの?」

「売れ残るよ?」

尖ったナイフのような言葉。

「いや、考えてるよ…」

と言ってもそれは相手が望む言葉ではない。困った顔やがっかりした顔をされ、モゴモゴと言葉の語尾は濁り、上手い言葉で言い表わせない。何気なく放たれた言葉でも「ウレノコリ」なあ~んて、言われたくない。(ちなみに“売れ残り”なんて言葉を悪気もなく話す人とはすぐに離れますよ)

少し前のことですが、私は親戚中に上のようなことを言われたことがあります。両親は私に気を遣って言いにくかったのでしょう。その代わりに叔父や叔母に言われる機会が増えました。

「結婚も婚約もしていない自分には価値がない」

そう言われているような気持ちになったのを、今でも覚えています。もちろん「愛情」から出たのは頭では理解しているのですが。

しかしそれを受け入れられない『余裕のない自分』がいる。愛情だって分かってる、分かってるけど…。心の余裕はありません。
言われるたびに自己否定をされているような、自分の価値を否定されているような悲しい気持ちと悔しい気持ちが入り混じる混沌とした苦い感情が湧いたものです。

(やめてほしい、放っておいてほしい、一人にしてほしい)

この時は「私に受け止める」「受け流す」だけの《余裕がない》状態。いっぱいいっぱいの人に、もっと頑張れと言ってるようなもの。
婚活辞めました。ブログとアラサーが見る海

当時、自分の事業をたたもうか悩んでいる時でした。

頭の中は「(来月の仕入れで数十万の支払いがある。売り切らなきゃいけない。)」で一杯。

当時は個人事業主として、輸入業のEC販売で生計を立てていました。個人事業主になったのだからだと少し無理をし過ぎていたのでしょう。「売上減少したら働こう」「何か仕事くださーい」とか、今ならフラットな心で取り組めることが、小さなプライドが邪魔をして自分を大きく見せようとし過ぎていたのかも知れない。でもきっとそれは、みんなにバレていたのでしょうね。

なんとか「自分の足で立たなきゃ」と、もがいて、もがいて、もがいて苦しんでいる時期でもありました。自分の足で立ちたかった。自分の足で立っている女性に憧れていました。

「どこ吹く風も関係ない 自分の道を進むだけ その余裕は驚くほどかっこいい」

そんな女になりたかった。

婚活辞めました。ブログ

しかし売上減少は止まらない、燃え尽き症候群だったその時は毎日10時間以上もPCに向き合うことができない。「調子にのった」と、思いました。商売の難しさでもあります。一時期の売上向上は運でもある。持続が大切だと強く学んだ経験です。

私にとっては「学びの時期」であり、それが丁度「適齢期」と呼ばれる時期だっただけ。人には人のタイミングがある。焦る必要などないと思うんです。

婚活辞めました。自分を満たすことに集中する。


それまで悩んでいた事業をたたみ、やりたかった「ライター」の道に進むことに。

そうすると、それまで焦っていた婚活も焦らないようになりました。自分の道を定めたことで、ホッと安心したのでしょう。

モテファッション、男性にウケの良いファッション、やめました。恋愛本を読んだり見たりするのもやめました。

それまでも出会いが無かったわけではなかったのですが、気分も乗らず長続きしないこともしばしば。自分はきっと、相手にとっても最高の自分でいたいと相手に寄り過ぎてしまったのでしょう。

「その男性に最高な女だと言われる」

こんな目標は捨ててしまうことにしよう。その男性がいないわたしもあなたも、最高な女ですよ。

私の幸せは残念ながら「男の中」にはないようです。そう、ソコには無いのです。

相手を求めているときは、その相手の中に「自分の幸せ」があると思いがちなのですが、そんなことはないと思う。自分の幸せ軸を「自分の中」に戻す、自分の幸せは自分でつかみ取ろう。

婚活辞めました。男性の中に幸せはない。

婚活辞めました。ブログ

あなたの理想はなんですか?

両親の時代は「女性は大学を卒業し何年か努めたら結婚して仕事は辞めるかパートタイムにする」のが当たり前の時代。男性もそのつもりで「家族を養うこと」が基本として仕事をしています。女性は「専業主婦になる」、当然の時代だったのかもしれませんね。

それは1つの型のようなもので、型は何個もあって良いのではないでしょうか。

自分にとっての型を作りあげるために、少し苦しい時期は必要なのかも知れません。

わたしもあなたも。

ちなみに専業主婦は1ミリも向いている気がしません。笑

婚活辞めました。「結婚を考える=将来を考える」

結婚を考えることが『将来を考えること』?本当に?とても大切なことはわかるけど。

でも、結婚は1人じゃできないから。

まずは1人でできる『将来像』を考えてみようと思います。まずは自分と両想いになる。

人生を楽しんでる人はきっと魅力的。

婚活辞めました。そしたらモテるように。

婚活をしようと(した方が良いと)考えていた時期もありましたが、年収、職業、年齢、そんなものばかりに気を取られ感情は全く動きませんでした。

「この人と結婚…難しい…」

なーんて、ジャッジしてる時点で、わたしもジャッジされてるのも同じ。家事も好きじゃないし、収入も不安定。可愛らしい見た目でもない。

「こんな自分じゃ選ばれない」

負の無限ループです。げんなりとした日々に。結婚を考えるのは辞めることにしました。

婚活辞めました。

婚活を辞めたら余裕が出たのか、目の前の男性と楽しく話せるように。ジャッジしませんから、相手も心地いいのかも知れません。随分と歳下から告白されることも。

婚活辞めて自分の人生を好きなように生きることにしました。

「婚活辞めました。」母に伝えた日。

アラサーが婚活やめました。ブログ
母に「結婚を期待しないで欲しい」と送ることに。ため息混じりで最後のボタンを押す。緊張で吐きそうだった瞬間。

「婚活辞めました。」

送ったら「はーい」と可愛いスタンプ一つ送られてきました。…それで本当に終わりです。肩の荷が下りた。

「ありがとう。愛してます。」

と送ると「OK」のスタンプが。もちろん、親心はそんなこと思っていないのは分かっています。しかしこれで十分。本音を言う必要もない。こんなやりとりで長年苦しんできた憑き物が落ちた気がしました。

わたしの性格を分かっている母には感謝しかありません。

婚活辞めました。

開放感からスキマ風が入り清々しい気分に。自分に余裕が生まれ、考え方にも少し余裕が。してもしなくてもいいじゃん、とかなりフラットになりました。正しさを追いかける必要もないですし、正しさは人それぞれです。

「あなたはなぜ、結婚したいんですか?」

冒頭の質問に答えるなら

「この人と一緒にいたら風通しが良くて、自由でいれそうだから」

と答えたい。

そんな人と出会いたい。

女の気持ちは日々移り変わる雲のよう。毎日が別人のように変わるのが女だから、明日はどうかは分かりません。だから楽しいし、やめられませんね。

婚活辞めました。

疲れた時は、思い切って辞めてみるのもひとつの手かもしれません。心にスキマが空いたら、良い風が吹いてくれるかも。

その風があなたの気持ちをすっきりと前向きにさせてくれるでしょう。私もあなたも、余裕がないだけなのです。よく頑張っているのだと思います。

私もこれからどうなるかは分かりませんが、それも楽しいと思える。たとえ3ヵ月後に結婚していてもそれはそれでいいじゃん、と。

気が付いたらこんな長さになってしまいました。
もしもここまで読んでくれる人がいるなら、本当にどうもありがとう。

あなたにとって最良の日が、たくさん訪れますように。